化粧直しの「千本鳥居」 春を待つ昇り竜 青森「高山稲荷神社」
産経ニュース
青森県つがる市の日本海を望む小高い丘に鎮座する「高山稲荷神社」を紹介しています。
鎌倉から室町時代にかけて周囲を統治していた豪族、安藤氏が創建したと言い伝えられています。古くから五穀豊穣や海上安全、商売繁盛を願う住民の信仰を集め、地元にとっては身近な存在だったといいます。
神社が誇る「千本鳥居」。
ずらりと並ぶその姿は竜が天に昇る姿にも例えられるそうです。
約40年前、農家が収穫への感謝を込めて奉納したのが始まりと言われ、以来、徐々に数を増やし、現在は高さ約2メートルの鳥居が計202基並んでいるといいます。
神社では現在、雪や風にさらされ老朽化した鳥居の建て替え作業を進めているといいます。宮司は「新型コロナの流行が終息に向かい、新たな鳥居でまたお迎えできるようになれば」と話しています。