鴨川市・大山千枚田 秋の収穫はみんなで…祈る日々
産経ニュース
都心から一番近い棚田、千葉県鴨川市の大山千枚田を紹介しています。
房総半島のほぼ中央、同県で最も高い愛宕山(標高408メートル)の北西にあり、傾斜地に大小375枚の田が連なっているといいます。
棚田は農家の高齢化などにより一時は荒廃したものの、NPO法人「大山千枚田保存会」が中心となり、「オーナー制度」を20年前に導入。オーナーになった都市部の住民に農作業体験と育った米を提供しながら、「日本の棚田百選」にも選ばれた里山の原風景を守ってきたといいます。
新型コロナウイルス感染拡大を受け、今月上旬の田植えイベントはすべて中止し、棚田への立ち寄りも禁止。苗は保存会のスタッフと近隣農家が植えたそうです。
保存会はコロナ禍が収束するまでは地元の人たちで棚田を管理することを決め、秋の収穫はみんなでできるように祈りながら、日々の農作業に汗を流しているそうです。