能登復興を見守る 日本最古の木造灯台 石川・志賀町
産経新聞
石川県志賀町にある「旧福浦(ふくら)灯台」は日本最古の木造灯台。
江戸時代の慶長13(1608)年、地元の日野資信(すけのぶ)が、暗闇の中を航行する船を導いたかがり火が発祥だといいます。現存する灯台は明治9年、日野家17代の吉三郎が建てたものだといいます。
元日の能登半島地震で志賀町は最大震度7の揺れに見舞われ、灯台に目立った被害はなかったものの、多くの住宅が損壊し、沿岸部には津波も到達したといいます。
古くから交易や北前船の寄港地として栄えた福浦港は天然の良港で、時代が移っても漁師や船員として海をなりわいの場にしている住民は多いそうです。
崖の上の地域のシンボルは復興を見守り、港が再びにぎわう日を待ちわびています。