南国の秋に現れた神秘の花筏
産経ニュース
鹿児島のシンボル、桜島を望む錦江湾の一角に、夏の終わりから初秋にかけクラゲの楽園となる場所があるそうです。
臨海部の埋め立て地を高潮から守るため整備された長さ1・6キロにわたる長大な「与次郎ヶ浜(よじろうがはま)長水路」です。
日が落ちて暗くなった水面を水中からライトで照らすと、直径10センチ足らずの半透明や褐色の傘を持つタコクラゲが一面に広がって漂う不思議な光景が見られるそうです。
水面を離れて眺めると、春の終わりに風に散ったサクラの花弁が水面に落ちて広がる花筏(はないかだ)のようだといいます。