大陸と結ぶ要衝、交流と緊張の対馬
産経ニュース
福岡市から沖に約140キロの日本海に浮かぶ対馬。
南北約82キロの島に、約2万8千人が暮らすといいます。
島北部からは韓国・釜山の高層ビルや山並みが見えるそうです。
距離にして50キロほど。長崎県対馬市にあたるこの島は、日本で最も国境を意識させられる場所のひとつだといいます。
車を走らせるとハングル表記の標識や看板が目に留まり、ラジオからは韓国語の放送が流れるそうです。
北部の比田勝港と釜山は高速船で約1時間。釜山市民にとって最も手軽な海外旅行先が対馬。コロナ禍で3年前から船の運航は途絶えたままで、観光業界からは早い再開を望む声があがっているそうです。
一方で、韓国資本が対馬の土地や不動産を購入している動きを懸念する島民も多いといいます。
古くから各国が支配を争ってきた対馬。「国境の島」は複雑な事情を抱えています。